本は起きているのか。寝ているのか。
きょうも新しい1日。
「 世界文庫 」は、木曜日オープンしてました。
たくさんの方に、ご来店いただけました。
有り難いことです。
◯
初めて来ていただいた、お客さまとの会話。
「 店主さんなんですか? なんかすごいですね。かっこいい 」
「 あ、ありがとうございます 」
「 古本屋さんっぽくないというか 」
「 そうですか・・・完全に、古本屋なんですけどね。笑 」
「 さっきから、他の方とのお話聞いていたら、ここにある本は全部読んでるんですか? 」
「 はい。読んでいます。本が、好きなので。ずっと、いつも読んでいます 」
他のお客さまも、本を選びながら、そんな会話を聞くともなく聞いてらっしゃる、空間。
◯
本が好きな方たちに、来ていただけたら、勿論、うれしいですし。
読書ってそんなに興味がないけど、なにかおもしろい本があるのなら、読んでみたいな・・・っていう若い世代の方にも、もっと来ていただけるようになったらいいな、と、いつも、考えています。
それが古本屋さんのイメージだとするなら・・・ほんとにぼけっと、ただ、座って、夕刊でも読んでいられればいいんですけれどね。
それでは、キッズたちは、来てくれないので。
いろんな素敵な本屋さんがあるけれど。
「 世界文庫 」も、きっと、もっと、いろんなことを考えてやれるんじゃないかな、って。
そう思っています。
◯
夜中、「 世界文庫 」で、しずかに作業していて、たくさんの本たちに囲まれていると、深い森の中にいるみたいに、しんとした気持ちになります。
なかなかいいんです。
本は捲られるまでは、眠っているのか。起きているのか・・・しようもないことを考えてみたり。
元々、本というものは木だったので、木も好きです。

| news | 2015.3.13